2015年3月に内閣府経済社会総合研究所さまが発表した『イノベーティブ基盤としての産業人材に関する研究会 最終報告書』。本報告書で提唱された「交流型イノベーター」。その事例として、2014年8月の「イノベーティブ基盤としての産業人材に関する研究会(第3回)」で、これまでの活動をご紹介しました。
『イノベーティブ基盤としての産業人材に関する研究会 最終報告書』 (2015年3月24日)
http://www.esri.go.jp/jp/prj/hou/hou070/hou070.html
(引用)
多様性の確保の観点ではダイバーシティという言葉が多く使われることがあるが、これはあくまで多様なものがそのままで存在できる状態を指している。イノベーション創出の観点では、ダイバーシティからさらに一歩進んで、オーケストレーション(意図された成果を出すよう、多様なものを巧みに組み合わせ、調和させる)を行うことが必要となる。そのコミュニティの軸となり得る、コアな経験や価値観を特定し、意識することはコミュニティのオーケストレーションの第一歩となりうるであろう。
「ダイバーシティ型企画への転換」(2014年8月26日)
http://www.slideshare.net/katuhiko0821/ss-38406343
交流型イノベーターに至ったキーワード「失敗経験」「Thinking out of the box」「恵まれた環境」「調査(改善)と企画(価値創造)」「桶屋が儲かるための風を吹く」「仕事・私事・志事」「過去を継承する」他
内閣府が提唱した「交流型イノベーター」という身近なヒーロー (2015年3月28日)
http://www.huffingtonpost.jp/katuhiko-okamoto/comunication_innovator_b_6948862.html
(引用)
会社と会社の業務提携という大きなスケールの話ではなく、例えば、地域活動と会社の活動を結合することで新しい価値を創出していく、それが「交流型イノベーター」です。最近、「MBAよりPTA」という言葉を聞く機会も増えましたが、会社の活動に新しい切り口を見い出せる活動が身近にあったりします。
このように聞くと、イノベーションは一握りの人のものでなく、誰にも起こせる可能性があるように感じませんか?
スティーブ・ジョブズという大天才のイノベーターとは話したことも会ったこともないし、雲の上の存在故に自分とは程遠い世界のことに感じますが、「交流型イノベーター」は身近にいるような気がしませんか?
そして、このような研究成果を内閣府が公開したということにワクワクしませんか?